金町駅の改良工事と北口拡大再整備の検討案件が進んでいるようです。建設通信新聞の報道です。
東京都葛飾区は、JR常磐線金町駅の改良整備や駅北口周辺地区の交通基盤整備などについて検討状況をまとめた。駅の改良では、新たに橋上駅舎を整備して南北自由通路を新設し、改札口を移設する案などを盛り込んでいる。このほか、北口駅前広場の拡大整備や理科大学通りの拡幅なども検討中だ。【北口駅前広場の拡大も】
2004年度に1日当たり8.6万人だったJR金町駅の利用者は、15年度に9.8万人まで増加し、駅施設の混雑が課題となっている。駅周辺では東京理科大葛飾キャンパスが13年に開設したほか、大型タワーマンションや再開発事業などの計画が複数あるため、今後も駅利用者のさらなる増加が見込まれている。また、駅南側には京成金町駅があり、南北自由通路の利用者が多い。
こうしたことから区は、南北自由通路の整備を含めた駅の改良を検討してきた。これまで、北口駅前広場の拡大整備にあわせて既存通路を拡幅する案や新設する案があったが、高さ11mの橋上化案も追加検討している。橋上化によって新たに南北自由通路を整備するほか、現在地上レベルにある改札口を橋上駅舎に移設する構想だ。エレベーターなども設置する。
金町駅は、盛土上に線路を敷設しているため、地上レベルの既存通路拡幅や新設が技術的に難しい。このため、橋上化案を検討することにした。一方、西口や東口など新たな改札の設置を求める地域の声もある。
駅の北口広場の拡大整備や理科大学通りの拡幅に向けては、周辺地権者の賛同がかぎを握る。区は、全地権者から賛同を得られた場合や、一部地権者のみの賛同、賛同が得られない場合といった複数のパターンについて、整備方法などをシミュレーションしている。
金町駅は地上5mの盛土上にホームがあり、その下に駅舎・改札と南北自由通路があります。そのホームの上に地上11mの高さの橋をかけて、駅舎・改札を移転して、新たなる南北自由通路を開設しようという案で、意欲的な案です。
金町駅は確かに朝・夕の人がかなり多く、平日昼も人通りが途絶えないので、利用客は大分増えていると思います。理科大の学生さんと思われますが、学生さんも目立ってきました。
駅北側の三菱の工場跡地はまだまだ空いていますので、今後もマンションが建設されるのでしょうし、人口が増えることが予想されます。
地元の駅が整備されるのは喜ばしいことです。今後に期待したいと思います。
コメントを投稿するにはログインしてください。