再婚禁止期間の短縮

民法改正案が衆議院を昨日通過とのことです。

この改正案は、再婚禁止期間を、100日に短縮した上で、

(1)離婚時に妊娠していなかったことを証明すると、すぐに再婚可能

(2)離婚後に出産した場合は、すぐに再婚可能

とするものです。

 

現状は出産時期が

● 婚姻から200日を過ぎれば現在の夫の子、

● 離婚から300日以内は前夫の子

と推定するとしていて、離婚から300日を過ぎないと再婚できないとしています。

 

昨年12月の最高裁判決で、再婚禁止期間のうち100日を超える部分を、「合理性を欠いた過剰な制約で違憲」としたことを受けての改正案です。

 

医学の進歩で、100日あれば妊娠しているかどうかがわかるようになったという背景でしょうが、時代とともに法律が変わっていくというところですね。

昨年の違憲判決で、実際の運用は既に再婚禁止期間を100日でなされているとのことです。

この民法改正で、”離婚が増える” ということは、まあないでしょうね。