日本経済新聞で、イデコでの買い付けファンドとして、
ターゲットイヤーファンドが人気とのことです。
ターゲットイヤーファンドは、2030、2040、2050、2060年などといった
目標年を定めたファンドで、はじめは株主体でリスクを取り、目標年に
近づくにつれて債権の割合を自動的に増やしてリスクを段階的に減らしていく
というファンドです。
ファンドの所有者が年齢を重ねるにつれてリスクを減らしていく運用をするので、
「ほったらかし投資」に適しているとして人気があるそうです。
IDECOでは自分が80歳になるころを目標年としたターゲットイヤーファンドを
積み立てて、住宅資金形成ならNISAで自分が35歳~40歳程度になるころを
目標年としたターゲットイヤーファンドを購入といった具合に使っていけば、
良いファンドです。
しかし、いいものにはデメリットもあります。
まず、ファンドオブファンドの形式を取るのと、株式から債券に投資先を
順次変えていくという手間があるので、信託報酬が高くなります。
要は「コスト高」ということです。
長期投資のリターンを増やすためのコツはできるだけ安い信託報酬のファンドを
選択することです。その点でみるとターゲットイヤーファンドはコスト高となります。
次に、ファンドの投資先が自動的に株式から債券に変わっていくので、
株式が高いときに債権に変わっていけば良いのですが、自動的に変わっていくので、
株式が安いころに債権に変わっていくということもあります。
株式が安くて売ったら損をするという時に債権に変わっていくというのはいただけません。
考え方は人それぞれですが、私のお勧めは、下記の2通りですね。
● 安全をとる方向性なら、国際株式と国内株式インデックス型と
債権ファンドを組み合わせたバランス型を積み立てる
● リスクを取りリターンを目指すなら、国際株式インデックスファンドを
8割・国内株式インデックスファンド2割で積み立てていく
積極的に、ご安全に!
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