マイナンバーカードが国家公務員の身分証に

マイナンバーカードが国家公務員の身分証になるように、システムを開発しているとのことです。

共通発行管理システムは、マイナンバーカード(ICカード)内のICチップの空き領域を利活用し、府省(中央省庁)における国家公務員などの身分証明機能をマイナンバーカードに付与するとともに、身分証の発行管理を統一化するシステム。マイナンバーカード内のICチップの空き領域を府省で活用する初めての事例であり、2016年4月より利用が開始された。
同システムは、すべての府省で共通的に利用可能で、マイナンバーカードに国家公務員用のアプリケーションとして、職員を識別するための情報などを登録することで、庁舎などの入館証として利用可能にするもの。これにより、システムの運用管理が一元化できるなど、運用管理コストの低減を実現する。
今後、NECグループは、地方公共団体や独立行政法人などへ同様のソリューションを展開するとともに、企業におけるマイナンバーカード利活用に向けたソリューションの提供も進めていくという。

マイナンバーは、基本的には、社会保障・税・災害対策の3つがメイン目的ですが、そのほかに、さまざまな方向で使用が検討されています。

番号法3条2項
個人番号及び法人番号の利用に関する施策の推進は、
個人情報の保護に十分配慮しつつ、行政運営の
効率化を通じた国民の利便性の向上に資することを
旨として、社会保障制度、税制及び災害対策に関す
る分野における利用の促進を図るとともに、他の行
政分野及び行政分野以外の国民の利便性の向上に資
する分野における利用の可能性を考慮して行われな
ければならない。

しかし、個人的には、マイナンバーカードを身分証明書として、市役所の窓口に出したりするのもナンダカナーと思います。

マイナンバーカードを手に入れたとき、実験で役所で身分証代わりに使ってみましたが、区市役所では表面のみで、裏面を見ようともしませんでしたが、ある法務局ではしっかりと裏面を見ていました。

よっぽど注意しようと思いましたが、意趣返しで何か意地悪されるのも面倒なので、そのままにしました。

それ以来、お役所での身分証明書提示は、旧来の通り運転免許証にしています。

 

また、財布に入れて身分証代わりに持ち歩いて、いざ財布を無くした時が恐ろしいですね。

マイナンバーカードを無くしたら、番号が再発行となりますが、再発行されたマイナンバーを会社や金融機関に届け出なければなりません。

それに、番号再発行までに悪用されたら大変です。

 

マイナンバーカードから個人番号を隠したり、記入そのものを止めて、ICチップ内に記憶されている情報で利用するとか、なんらかの事をしたほうが良いと思いますが、どうでしょうか。