裁判員裁判の出席率

時事通信の報道で、裁判員裁判の出席率が悪化していて、65%ほどの出席率とのことです。

 21日に制度開始から8年を迎えた裁判員制度で、選任手続きに呼び出された候補者の出席率は昨年、64.8%に低下し、3人に1人が欠席する状況となっていることが最高裁のまとめで分かった。

自由業の人は良いとして、会社勤めをしている人に裁判の為に出てこいというのは、なかなか難しいとは思っていましたが、やはり欠席する人もそこそこいるのですね。

 「審理予定日数や非正規雇用者の増加などが影響している可能性が高い」とする民間機関の分析を受け、最高裁は対策を検討する。

裁判員候補者は選挙人名簿から無作為で抽出され、さらに対象事件ごとにくじで選ばれた人が選任手続きに呼び出される。「70歳以上」や「重要な仕事」など正当な理由があれば辞退できる。

非正規雇用の人は待遇が不安定だから上記の事もよくわかりますが、正社員の人も仕事を途中で止めて裁判に出てくるというのもつらいところでしょう。自分の仕事が他の人が代替えが簡単な仕事をしている人もそうそう多くないでしょうから、休まれる会社の負担も大変です。中小企業ならなおさらです。

といっても裁判に市民が参加して、司法にも市民感覚と市民の監視という法の要請ですので、無下にはできません。

私はまだ出席の知らせが来たことがありませんが、是非とも行ってみたいとは思っています。自由業だからできることですが。