民事裁判のスピードアップを法制審が検討

民事裁判が半年で、法制審が検討

新聞報道です。

法制審の報告書では、①提出できる主張書面は3通まで
②書面や証拠資料のオンラインでの提出を義務化
③調べる証拠を厳選する

の3点で、通常は1年から2年かかる民事裁判を半年で結審できるようにするようです。

現在の敏速裁判としては簡易裁判所に提訴する少額裁判制度があります。

こちらは1回の期日で結審して判決が出て、基本的に上級審に控訴ができず、それで判決が確定という制度です。

ただ、金銭に絡む民事事件で、60万円までの裁判と制約があります。

少額なので、弁護士はまず出てきませんので、一般市民でもある程度気軽に取り組める裁判制度です。

飲み屋のツケの請求にはちょうどよいシステムですね。

今回の民事裁判の敏速化は、地方裁判所からスタートの通常裁判が対象ですので、ますます裁判制度が市民に身近な制度になりそうです。