北千葉道路が国の直轄に

explorelife / Pixabay

葛飾区から成田空港まで行く場合、葛飾区の中央部には京成線が走っているので、それに乗れば成田空港に行くことができます。例えば、青砥から京成のアクセス特急に乗れば、50分ちょっとで到着することができるので、案外便利です。

ところが、車で行くとなると案外不便で、東京湾の近くまで南に下り、京葉道路や湾岸線に乗らないと成田空港にいくことができません。千葉の内陸部を東西に貫く道路がないので、葛飾からまっすぐに東に向かうことができず、南に下るという遠回りをしなければなりません。

千葉の内陸部を東西に貫く道路は一応「北千葉道路」という計画があり、現在建設中の外環道千葉部分の市川市北部あたりから、鎌ケ谷を経由して、北総線沿いの千葉ニュータウンの中を突っ切って成田空港に向かうという道路で、金町住民から見たらまるで成田空港まで東に一直線で行くことができる道路となります。

千葉ニュータウンから成田空港までは、北総線沿いに細々と工事をしていて、亀のように少しずつゆっくりと作られている道路ですが、市川市北部から千葉ニュータウンまでは計画のみで事業開始がされていません。

ところが、この程この北千葉道路の市川市北部の外環道から千葉ニュータウンまでの部分が、国の直轄事業となる方向との報道が、千葉テレビよりありました。

 成田空港と外環道を結ぶ北千葉道路に関して国は2日、小室インターチェンジより西側の15キロを有料道路として直轄化する意向を示しました。

森田知事と自民党の県議会議員、それに北千葉道路沿線の鎌ケ谷市や市川市、松戸市などの首長らが2日、国土交通省を訪れ、北千葉道路の早期全線開通を求める要望書を石井啓一大臣に提出しました。これを受けて石井大臣は、北千葉道路の小室インターチェンジより西側の15キロについて、有料道路事業の活用を前提に直轄事業化する意向を示しました。今後、国や県、高速道路会社などでつくる千葉県道路協議会で諮られるということです。

森田知事「最後の後押しということで来て、大臣からそのように前向きにこれからやるとお言葉をいただいたことは大変重いと感じています」

北千葉道路議員連盟河上茂会長「早期に事業化をお願いしたいと。一日も早くということ」

鎌ケ谷市清水市長「前向きに進んでいくんだなと言う風に感じました。大きな成果をいただいたと思います」

なお、北千葉道路の小室より東側の未開通区間については、来年度中にも成田市船形‐押畑の3.8キロ区間が暫定2車線で開通する見通しとなっているほか、残りの3.7キロも県が用地買収などを進めています。

いきなり国の直轄とは、一気に話しが進みそうで、非常に期待が持てます。

道路は当然の事ながら社会資本ですので、首都圏などの大都市の道路はいくあっても有意義に使用されますので、どんどんつくって欲しいものです。特に都心部から空港までの高速道路は何通りあっても不便はないし、1箇所が通行止めになっても回避ルートができるという意味でも有意義です。

われわれ葛飾区民や千葉県東葛地域の人たちにも待ちに待った道路ですので、早期の工事着手を願うばかりです。

 

ちなみに葛飾から羽田空港に行こうと思えば、京成は都営浅草線経由で京急線にも乗り入れていますので、青砥から羽田空港行きがあります。青砥から羽田空港まで1時間10分程度で到着と、1本で行くことができます。葛飾区は空港までの交通は案外便利な区の一つと思います。